ジャズ男(ダン)ス

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キャッツでスキンブルシャンクスを演じるスティーヴン・マックレーは大怪我を乗り越えられるのか?

1/24(金)から公開されるミュージカル映画キャッツ。テイラー・スウィフトやジェニファー・ハドソンなどスターの中に、バレエダンサーが数名キャスティングされています。

今回はスキンブルシャンクスを演じるスティーヴン・マックレーをご紹介します。先日、舞台上でアキレス腱断裂という痛ましい事件が起きました。すぐに舞台袖に入ったようですが、観客席まで彼の痛みにあえぐ叫び声が聞こえたといいます。マックレーが演じたスキンブルシャンクスという役、そしてケガについて記事にしています。

本記事の内容

※3分ほどで読み終わる記事です。読み終わった頃にはスティーヴン・マックレーが好きになっていると思います。

記事を書いているのは…
元劇団四季、テーマパークダンサー。舞台、特にバレエを観に行くのが大好きで、年間100公演観に行った記録あり。ぜひ男性にもバレエを観に行ってもらいたいと思っています。

スキンブルシャンクス

スティーヴン・マックレーがキャッツにキャスティングされた時、てっきりミストフェリーズという役だと思っていました。というのもミストフェリーズはバレエダンサーが演じることが多い役です。

ですが、今回配役されたのはスキンブルシャンクスです。スキンブルシャンクスは夜行列車を取り仕切る、鉄道アイドル猫です。鉄道アイドル猫ってなんだ、という感じですが、鉄道で働きながらアイドル並みに人気がある猫のことです。

スキンブルシャンクスの歌は劇団四季の入団オーディションでも課題曲のひとつとなっています。「キャッツ」というミュージカルは、出演者全員が歌って踊るものの、シンガーよりの役と、ダンサーよりの役があります。

スキンブルシャンクスはシンガーよりの役です。ですが、映画版には若干変更があり、スキンブルシャンクスは舞台版よりもかなり踊っています。

キャッツは賛否両論ありますが、このシーンはかなり評価が高いです!

オールマイティーダンサー

スティーヴン・マックレーはクラシックバレエだけでなく、タップもかなり達者です。2011年に制作されたバレエ「不思議の国のアリス」ではタップダンスを披露しています。当時かなり話題になった作品す。スティーヴン・マックレーはマッドハッターの初演キャストで大絶賛されていました。


Becoming The Mad Hatter: Steven McRae on Alice's Adventures in Wonderland (The Royal Ballet)

キャッツでは、タップも披露しているので納得のキャスティングです。

スティーヴン・マックレーに関しては以前もご紹介しているので、こちらの記事をどうぞ。

すごく華があり、演技力、テクニックどちらもピカイチのダンサーです。上記の記事でも紹介していますが、日本ではバレエを踊る男の子に向けた雑誌に登場していました。直筆で雑誌に投稿していて、人柄の良さをすごく感じていました。内容も素晴らしかったと記憶しています。

2019年10月16日「マノン」でアキレス腱断裂

イギリスのロイヤル・バレエ団での出来事です。「マノン」という作品で、主演が高田茜さんとスティーヴン・マックレーでした。

第2幕の最後のシーン、スティーヴン・マックレーのソロで事件が起きました。ジャンプを2回し、ピルエットの後、スティーヴン・マックレーの動きが止まります。2秒ほど静止し、そのまま舞台袖に入っていきました。舞台近くにいた人には、大きな「ぶちっ!!!」という音が聞こえたそうです…。

そして一度、幕が閉じました。

芸術監督のケヴィン・オヘアが舞台に登壇し、「スティーヴン・マックレーは舞台を続けることが難しく、リース・クラークが代役として第2幕から踊ります。舞台を再開するために10分時間をください。」とアナウンスしたそうです。

舞台が再開するまで、舞台袖はかなりザワザワしていたようです。しかもスティーヴン・マックレーの泣き叫ぶ声が観客席にまで聞こえてきたといいます。

バレエの舞台では怪我により、出演者が交代するということが本当に稀ですが起こります。僕も何回か経験があります。ですが、ここまで緊迫した状況は聞いたことがありません。

詳しい状況はこちらのサイトを参考にしています。

舞台復帰公演でのケガ

そもそも前の年の2018年10月、「うたかたの恋」の公演でもケガに苦しんでいました。その際の感想はこちらです。「うたかたの恋」で舞台に復帰します。

その後「ラ・バヤデール」に出演。そして、「キャッツ」の撮影で、ロイヤル・バレエ団からしばらく離れました。そして2019年2月「ロミオとジュリエット」で復帰する予定でした。

ですが、この時ケガにより降板してしまいます。ここから2019年10月の「マノン」の公演までリハビリに専念していました。

正直、舞台復帰作として「マノン」を選んだのはすごく疑問です。「マノン」でケガをするダンサーは男性女性問わず多いです。特に主演のふたりの体力的な負担は相当なもの。第1幕、第2幕、第3幕ともにパ・ド・ドゥ(ふたりの踊り)があり、特に最後の3幕ではマノン役の女性が瀕死の状態を表現しています。体をダラーッとさせながらもアクロバティックでスピード感のあるリフトが満載です。

さらに男性はソロもたくさんあります。これだけ負担の重い作品が復帰作だったのは少し疑問を感じます。

実際に見たい方は、2020年の2月日本の新国立劇場バレエ団で上演されるので観てみてください。

復帰に向けてインスタを更新中

アキレス腱断裂とはいえ、舞台復帰への気持ちが相当強いスティーヴン・マックレー。スティーヴン・マックレーの奥様エリザベス・ハロッドもダンサーで同じロイヤル・バレエ団に所属しています。子供も3人います。

ロイヤル・バレエ団はサポート体制もしっかりしていて、家族の支えもあるので、きっと復帰できると信じています。

現在公開されている「キャッツ」のスティーヴン・マックレーの状況をぜひ伝えたいと思い記事にしました。どうもありがとうございました!!

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