30代ってもっと大人だと思ってた

英語、ダンス、エンタメ、健康な身体づくりに関するブログです。

有吉佐和子著「悪女について」を読んで倫理観を整える

1/24(日)のサンデー・ジャポンで爆笑問題の田中さんが病欠となり、くりぃむしちゅーの上田さんが代打で登場しました。

そのニュースを見て、ずっと書こうと思っていた本のことを思い出しました。

それが有吉佐和子著の「悪女について」です。

記事を書いているのは…

元劇団四季、テーマパークダンサー。舞台、特にバレエを観に行くのが大好きで、年間100公演観に行った記録あり。劇場が大好きで、ひとり映画も大好きです。最近は便利すぎてAmazon Primeで映像みまくっています。
Amazon Prime 30日間無料体験を試す

※3分ほどで読み終わる記事です。

大田上田からの「悪女について」

よく見ている番組に「大田上田」というシリーズがあります。この番組は、爆笑問題の大田さんと、くりぃむしちゅーの上田さんのトークバラエティです。

いつも暴れまわっている大田さんに対し、まったく引くことなくツッコむ上田さん。おもしろいのが、一見まともそうな上田さんの方が太田さんよりヤバいかもしれない、と思わせる点です。

番組の中で太田さんがオススメする本がありました。それが有吉佐和子著「悪女について」です。


【太田上田#252】悪い女の条件について話しました

「悪女について」の内容

1970年代、女性実業家が日本橋の通りで亡くなる。どうやらビルから転落したらしい…。自殺なのか、他殺なのか…。

一代で大金持ちとなった彼女。大豪邸をかまえ、テレビのコメンテーターまでつとめ大成功していた。

しかし、そんな彼女の生活は、ウソにまみれていたらしい…。

インタビュー形式

彼女と関係のあった人々のインタビュー形式で話が進みます。

新聞記者と27人の対話が500ページにわたります。新聞記者の存在は感じますが、あくまで聞き手に徹しています。

彼女も同様に直接登場することはなく、すべてインタビューを受けている話し手たちの視点によってのみ登場します。

共通するのは、彼女がウソをつきまくっているという点。

不思議なことに、話し手によって彼女の印象がまったく違います。彼女に対してイイ面を見ている人もいれば、悪の面を見ている人もいるのです。

一見、悪女と思えない悪女

わかりやすい悪女ではなく、一見おしとやかな彼女が男性女性問わず惑わします。

悪いこともしているのですが、イイこともたくさんしています。

そうした点が読者をますます混乱に導きます…。

年配の人でも悪いヤツがたくさんいる

戦後の混沌とした時代をさまざまな視点で描いているので、そうした時代に生きた人々がたくさん登場します。

中でも印象に残るのが、悪いことをするヤツらです。

現代は年配世代の人達がすごくまともに見えるし、弱い存在に思えてしまいます。ですがそれは勘違いで、昔悪いことをした人もいて品行方正とかけ離れた人がたくさんいることに改めて気づきます。

この気づきは僕の中ですごく大きかったです。

特に戦後の時代は今の若者世代よりももっともっと悪質なことをやっていたことが、この本を読むとありありとわかります。

品があると思われがちな旧家の人たちも自分のことを棚にあげて成金を批判します。

こうした描写がすごく真を突いていて、ギクッとする表現が随所にあります。

この本は1978年に出版されていますが、今読んでもめちゃめちゃおもしろいです。そして、500ページの大作ですが、27章にも分かれているのですごく読みやすかったです。

今回は有吉佐和子著「悪女について」というテーマでした。
ありがとうございました。