30代ってもっと大人だと思ってた

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「バクテン!!」最終話。今を後悔なく生きることとテーマパークのパレードの思い出

4月からのドラマやアニメが続々と終わっています。アニメをまったくみなかった僕も気づいたらどっぷり見るようになりました。

「バクテン!!」の最終話を見て、「あー、アニメはまだ表現の自由があるな…」と感じました。

記事を書いているのは…

元劇団四季、テーマパークダンサー。アメリカの大学に留学経験あり。
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※3分ほどで読み終わる記事です。ネタバレしているので注意してください。

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バクテン製作委員会より

「バクテン!!」について

以前も紹介しているのでこちらをどうぞ。

ケガを知っていても大会に出場

ストーリーには障害がつきものです。「バクテン!!」での最後の障害は、このタイミングで主人公に障害をかけるのか…、というような展開でした。

それが、主人公である翔太郎のケガです。しかも、凡ミスからのケガ…。それを放っておいて後々大問題に発展してしまう、というなんとも後味の悪いケガでした。

でも最終話を見て「この展開のためか…」と納得してしまいました。

最終話の前話、監督がケガを知りながら翔太郎の地方大会の出場を認めます。新体操は6人の競技ですが、翔太郎たちはギリギリの6人です。翔太郎がいないと全国大会への出場は絶望的です。翔太郎を含め、部員全員が6人で演技したいと強い想いを伝えます。

今の時代だと絶対出さないだろうな、と思いつつ、ずっと見ている僕にとっては翔太郎を出場させるという監督の判断はとても正しいように思いました。ただし、この出場に関してはあまり説明がなかったので腑に落ちない部分もありました。

監督の思い

最終話、監督がこの決断に関してこんな話をします。

「今日はたまたま運がよかっただけ。本当に二度と新体操ができない可能性もあったんだよ。」

「僕も若い頃無理して試合に出て選手生命を絶ってしまった。でもそのことを後悔してないんだ。僕は後先考えず自分の意思をつらぬいた。だから別の道に進むことができたと思う。時間はかかったけどね。

確かに未来は大切だ。君たちの未来を奪うようなマネをしてはいけないし、誤った未来に進まないようときに正すことも必要かもしれない。でも、君たちの想いを無視してまで未来を押し付けるのもなにか違うと思ったんだ。たとえそれが正しい未来であってもね。自分で選んでほしかったんだ。もし、間違った道に進んだらそのときは全力で手助けしようって。何度でも、何度でもね。だけど教育者としては止めるべきだったのかも。やっぱり僕は指導者には向いてないみたいだ。」

最終話より

未来は大切だけど、今を後悔なく生きる。このメッセージに納得してしまいました。

そして監督の声優である櫻井孝宏さんの声の響きにじーんとしてしまいました。

譲れない線引の思い出

実は僕にも思い当たる節があります。

テーマパークのパレードで踊っていたときのこと…。パレードは一度出発してしまったら、戻ることができません。

しかし、途中でケガや体調不良ということもあります。

僕が働きはじめたころは、「なにがあっても帰って来い」という雰囲気でした。それがあるときから「無理をしない」という方針になっていたように思います。

普通の舞台でなにかトラブルがあれば、舞台袖にはけてしまえば観客にはわかりません。

ですが、パレードの途中で抜けるということは確実に「トラブルがあった」と観客にバレてしまいます。パレードの途中で離脱するなんて、パフォーマーとしてこれほど夢を壊すことはない、と思っていましたし、途中で離脱するくらいなら最初から病欠することが、正解だと思っていました。

とはいえ僕自身、急激に体調が悪くなって「絶対帰れない…。」とパレードの途中で思ったことがありました。ですが、休まなかった以上泣き言はダメです。どうにか気合で乗り切りましたが、マジでキツかった…。あと1回出番がありましたが、ソッコーで帰りました…。

現在は、温暖化が進み気温が明らかに厳しくなったという点もあります。それでも譲れない線があると思っていました。とはいえ時代には合ってないんだな、とも思っています。

今回の「バクテン!!」がひとつの答えを出してくれていたと思います。

実は続きがあるような終わり方をした「バクテン!!」。映画化が決定しています。

ありがとうございました。