30代ってもっと大人だと思ってた

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バレリーナ芸人松浦景子さんが炎上した理由は何だったのか。議論してほしい点とは?

ちょっと前の話ですが、2021年の4月、吉本興業のバレリーナ芸人松浦景子さんがバレエのワークショップを開いたことで炎上騒動が起きました。

炎上の内容は「芸人ごときがなんでバレエを教えるんだ!」というようなものでした。

記事を書いているのは…

元劇団四季、テーマパークダンサー。アメリカの大学に留学経験あり。
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※3分ほどで読み終わる記事です。

松浦景子さん

松浦景子さんは吉本興業所属のお笑い芸人で、現在27歳、バレエ歴24年、2015年には「全国クラシックバレエコンクール」で優勝した経験があります。youtubeでバレエをネタにした動画をたくさん出しています。

この動画の内容、めちゃめちゃ共感します(笑)。

松浦さんはこういった動画だけでなく、レッスン動画なども出しています。すごいのは、有料のオンラインレッスンに1,000人以上集まっています。

そんな経験があるものの芸人ということで、いろいろな意見が寄せられているようです。

「芸人のくせに教えるなんてバレエに失礼」
「先生じゃないのに人に教えるな」
「価値ない」
「松浦景子に払うなんてお金がもったいない」
沢山のご意見をいただいたり

現役のバレエ講師の皆様、親御様方から
お叱りのご意見、SNS投稿、色んな憶測の噂まで
全て私の目、耳まで届いておりました。

実は、すごい量でした。

youtubeの本人のコメントより

松浦さんは、バレエのテクニックを本格的に教えるのではなく、楽しむことに重点を置いています。

さきほどのコメントからわかるように、怒っているのはバレエ関係者が多いようです。ただそんな関係者の人も教える資格があるかといえば、ありません。

日本のバレエ人口は40万人以上もいて、世界一バレエ教室があるとも言われています。ですが、日本にはバレエを教えるための統一された資格がありません。

もちろん、資格がないことに問題意識を持っている人もいます。ですがこの議論は進むことがありません。これは日本バレエ界の闇のひとつです。日本のバレエ業界は派閥がいくつかに分かれています。統一したものをつくろうとしても毎回派閥争いが起こっています。

そもそもの問題は「日本にバレエを教えるための正式な資格がない」ことだと感じました。

敷居を低くする必要があるのか

そして議論があっちこっちに飛んでしまい、バレエの敷居が高いか低いかという議論にまで発展することになります。

ロシアの名門、マリインスキー・バレエ団の石井久美子さんが「バレエは敷居を高く維持するべき」という批判意見の動画を出しました。今回の騒動において、松浦さんを支持する人はバレエを楽しみたい、と思う人が集まっていました。この立場の人に挑んでしまったyoutube動画。否定的なコメントが多くついています。

僕はこの意見に疑問を持つものの、こういう議論が起こるのはイイことだと思います。ただ正直、松浦さんの騒動の論点と少しズレていて、しかも間違ったタイミングで動画を出してしまったのではないかな、と思っています。

石井さんはこの動画を出した後から、新たな動画を出していないのでちょっと心配です。石井さんはめちゃめちゃ役に立つトレーニング動画をたくさん出しているので、更新してくれると良いな、と思っています。

ちなみにこの動画に関しては後日談があるのでまた紹介したいと思います。

僕はバレエ公演によく行きますが、日本のバレエ公演で敷居が高いと感じたことはありません。自分でお金を出してバレエに行ったのは大学1年のころでした。そのときは本当に緊張しましたが、「全然敷居高くなかったな」というのが最初の感想でした。高い席の場合は服装などにも気を遣いますが、安い席ではセミカジュアルやジーパンでも何も問題ありません。

資格をつくるという議論に行くべきだったのでは?

今回の騒動の本来の終着点は「バレエ教師の資格をつくる」という点にあったのではいか、と思います。

ちなみに、フランスなどではバレエ教師の国家資格があります。さすがに国家資格をつくるのは難しいですが、どうにかならないものなのか…。

バレエダンサーとして一流でも教える適性が低い人もいれば、踊りが達者でなくても教え方がうまい人もいます。

僕のまわりはダンサーが多いですが、「え、君が教えてるの…」と思う人がバレエ講師をしていることもあります。こっちの方がよっぽど問題が大きい…。

ジムのレッスンで「いくらジムだからって、こんな先生が教えていいのか…」と思うこともありました。

落ち着きました

その後、松浦さんを支持するバレエ関係者が一定数登場したことで炎上騒動は落ち着きました。

結果的に得をしたのは松浦さんだったように思います。ちょうどこの時期に本を発売していたので、批判的な人たちがプロモーションに手を貸してしまった、という状況になりました。

Amazonのレビューには100件以上も評価がついていて、高評価の嵐です!

今回は以上です。

ありがとうございました!