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映画でバレエ「うたかたの恋」のあらすじとスティーヴン・マックレーの紹介

2018/19シーズンの「映画でバレエ」が始まりました。

「うたかたの恋」は、男性が主役の物語バレエです。あらすじの紹介と、感想の前にケガから復帰した主演のスティーヴン・マックレーを紹介します。

本記事の内容

※5分ほどで読み終わる記事です。

記事を書いているのは…
元劇団四季、テーマパークダンサー。舞台、特にバレエを観に行くのが大好きで、年間100公演観に行った記録あり。ぜひ男性にもバレエを観に行ってもらいたいと思っています。

※2018年12月12日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2020年1月7日に再度公開しました。

史実をもとにしたバレエ

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原題は「Mayerling」。スペル上「g」ですが、発音は「マイヤーリンク」となります。昔は「マイヤリング」と言っていた気がしますが、いつの間にか変わりましたね…。

マイヤーリンクとは地名のことで、ルドルフ皇太子が自殺した場所であり、マイヤーリンク事件の舞台です。

「映画でバレエ」では1部と2部、2部と3部の幕間に解説が入ります。今回は、振付の故ケネス・マクミランの奥様が登場し、当時のことを話していました。

「うたかたの恋」は同名の映画があります。マクミランはこの映画に着想を得てバレエを作ったようです。この「うたかたの恋」は史実に基づいていることもあり、歴史を知っている人にとっても興味深い作品だと思います。

ルドルフ皇太子の死に関わりのある人物はほぼ出てきます。エリザベート皇后(ルドルフの母)はミュージカルにもなっていることを考えると、魅力がある題材なんだと思います。

僕は、家に小説があるものの(借りたもの)まだ読めていません。これを機に読もうと決心しました。

マクミランは「うたかたの恋」を創作するにあたり、脚本や、編曲を専門家に頼み、初めてチームを組んだそうです。

あらすじ

1889年、オーストリア=ハンガリー帝国の皇太子ルドルフが、17歳の愛人マリー・ヴェッツェラとマイヤーリンクで心中をとげる。実の母であるエリザベート皇后から愛されず、政治の道具として使われてしまうルドルフ。

どんどん正気を失っていくルドルフと、ルドルフを取り巻く5人の女性の物語です。昼ドラ並にドロドロしています。

振付:ケネス・マクミラン
音楽:フランツ・リスト
編曲:ジョン・ランチベリー
台本:ジリアン・フリーマン

出演:
ルドルフ(オーストリア・ハンガリー帝国皇太子):スティーヴン・マックレー
マリー・ヴェッツェラ男爵令嬢(ルドルフの愛人):サラ・ラム
ステファニー王女(ルドルフの妻):ミーガン・グレイス・ヒンキス
フランツ・ヨーゼフ(オーストリア・ハンガリー帝国皇帝/ルドルフの父):ギャリー・エイヴィス
エリザベート皇后(ルドルフの母):クリステン・マクナリー
マリー・ラリッシュ伯爵夫人:ラウラ・モレーラ
ヘレナ・ヴェッツェラ男爵夫人(マリーの母):エリザベス・マクゴリアン
ブラッドフィッシュ(ルドルフの従者):ジェームズ・ヘイ
ゾフィー大公妃(フランツ・ヨーゼフの母):ウルスラ・ハジェリ
ミッツィ・カスパー(高級娼婦):マヤラ・マグリ
ミドルトン大佐(エリザベートの愛人):ネーミア・キッシュ(ニーアマイア・キッシュ)

管弦楽:英国ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団
指揮:コーエン・ケッセルス
収録:2018年10月10・15日 ロイヤル・オペラ・ハウス(ロンドン)

主演:スティーヴン・マックレー

最初にスティーヴン・マックレーを観たのは、確かロイヤルバレエ団のプリンシパルになるかならないかの頃です。東京バレエ団の「真夏の夜の夢」で誰かの代役で踊った時に初めて観ました。

主演ふたりがロイヤルバレエからのゲストでした。タイターニアを踊ったアリーナ・コジョカル目当てでしたが、スティーヴン・マックレーの踊りがとにかくキレイで驚いたのを覚えています。

力強いんだけど美しい。そんな印象を持ちました。この頃の東京バレエ団は好きでよく観に行ってました。

日本では漫画も販売されています

スティーヴン・マックレーは日本との関りも深く、彼が共同制作の謎のバレエ漫画もあります。

バレエヒーロー・ファンタジー ダンの冒険 feat.スティーヴン・マクレイ (1) (ETOILE COMICS)

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もともと男の子向けのバレエ雑誌に載っていた漫画です。

Dancin' (ダンシン) 第1号 Clara(月刊クララ)for Boys 特別付録 DVD レッスン動画集[雑誌]

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雑誌も漫画もどちらも廃刊になったみたいです。残念・・・。

とにかく、スティーヴン・マックレーはあれよあれよと23歳でプリンシパルになり、今のロイヤルに欠かせないダンサーです。

映画版「キャッツ」に出演予定

そういえば、こんなニュースも。

映画のキャッツに出演するそうです。

ミストフェリーズかと思いきや、まさかのスキンブルシャンクス。スキンブルシャンクスは歌もしっかりあるので、歌も披露するんでしょうか?

ロイヤルバレエからもう一人。フランチェスカ・ヘイワードがヴィクトリア。ヴィクトリアはバリバリバレリーナが踊るときれいなので期待大です。

ただ、映画出演によりバレエ団からは離れてしまうとのこと。

高田茜さんと「ドン・キホーテ」を踊る予定だったのがキャンセルになってしまったのが、本当に残念です。

そしてミストフェリーズはニューヨーク・シティ・バレエ団からロバート・フェアチャイルド。今度、劇団四季でも上演する「パリのアメリカ人」をブロードウェイで初演していましたね。

精神崩壊したルドルフを演じ切る

話が逸れまくりましたが、スティーヴン・マックレーのルドルフはすさまじかったです。明るいイメージが強い彼ですが、今回は封印。笑顔が1mmもなかったです。

全編踊りっぱなし、演技しっぱなし、出ずっぱり。ケガから復帰したばかりとのことですが、本当に凄まじかったです。

スティーヴン・マックレーはテクニックが抜群なので踊りが本当に安定していて、演技にまで細かい動きがみられます。

マリー・ヴェッツェラを演じたサラ・ラムとはよく一緒に踊っているので、パートナーシップも抜群です。

面白かったのは、幕間のインタビュー映像で「踊りこみ過ぎると安定し過ぎて、不安定なスリリングな感じがなくなってしまう」と語っていたこと。振付は決まっているけれど、お互いに相手がどう出るかわかっていない、という前提で踊る。あたかも相手の動きを知らないという前提で反応をする、ということを常に心がけているようです。

最大の矛盾です。もしからした初心忘れるべからず、に近いものがあるかもしれません。ロングラン公演をやると、毎日が初演、という言葉をよく聞きます。もちろん初演のワケはないんですが、初演のように新鮮な気持ちで演じるという意味です。これに近いものを感じました。

スティーヴン・マックレーは素晴らしいダンサーですが、ますます素晴らしくなっていて、未だに成長する姿にただただ感動しました。

ケガからの復帰第1作

スティーヴン・マックレーのリハビリの様子の映像です。


バレエダンサーは男性も女性もムキムキじゃないのに、力持ち。

サラ・ラム:マリー・ヴェッツェラ

サラ・ラムのイメージは「ザ・ストイック」。バーレッスンの様子などyoutubeに上がっていますが、常に高みを目指している感じ。


( 1:13:43 あたりでサラ・ラムのフェッテが始まります。)
( 1:11:50 あたりではスティーヴン・マックレーが軽々としたジャンプを披露してます。)

肉体もどんどんアスリートみたいになっている印象です。共感した彼女のインタビュー記事です。

バレエにはある種の"文学的な味わい"があるべき。

つまり私は目の前で10回転するダンサーを見て「ワオ!」と即物的に興奮するようなエンターテイメントを届けるのではなく、

劇場を後にした観客がダンスの物語性や美しさをゆっくりと脳内で反芻できるようなそんな体験を授けたいんです。

                     NBSのインタビューより

彼女は、ロイヤルバレエ団が大切にしている演劇的なダンスを体現しています。とはいえ、彼女も昔は「当たり役がない」、と言われていました。

なので、彼女の映像作品が出始めたのも最近のことのように思います。「不思議の国のアリス」で注目されたものの、結局映像になったのはイギリス出身のローレン・カスバートソン。

なので、日本に来てくれないとあまり観る機会がありません。僕は前シーズンの「マノン」を観て、鳥肌立ちました。

今回の役柄は15歳から17歳までのたった2年間。史実では、ルドルフとマリーが二人きりで会うようになったのは、たった2ヶ月と言われています。17歳でありながら野心、欲望、妖艶、危さ、があります。自殺を簡単に承諾してしまう、盲目的な強さもありました。

他のキャストでもぜひぜひ見てみたい「うたかたの恋」

今回実はファーストキャストで、日本人プリンシパルの平野亮一さんがルドルフ皇太子役でデビューしています。

平野さんとメリッサ・ハミルトンのリハーサル風景です。

本来は、エドワード・ワトソン(当たり役)が踊る予定でしたが、ケガで降板したため平野さんが代役でデビューとなりました。

ファーストキャストデビューは日本人としても応援してしまうイベントです!

エドワード・ワトソンは顔色的に非常にルドルフ皇太子に合っているので、こちらも気になるキャストです。また、今回のスティーヴン・マックレーは別の日に、高田茜さんと一緒に踊っています。

高田さんは2,3年前の「うたかたの恋」の公演でサラ・ラムの降板により、1週間にも満たない期間で代役をやり切りました。ワオ!!代役で準備期間がわずか…、という話。時々バレエでは見かけますが、大好きです!

高田さんのマリーは、その時も評判が良かったですが、準備をしたらどういう踊りになるのかも、非常に気になるところです。また、もう辞めていたと思っていたティアゴ・ソアレスもルドルフを踊っていたとのこと。こちらも気になります。

小林ひかるさんが引退

最後に、日本人の小林ひかるさんが「うたかたの恋」をもって引退となりました。会場も大盛り上がりとなったようでとても嬉しくなりました。

小林ひかるさんはファースト・アーティスト。旦那さんのフェデリコ・ボネッリはプリンシパル。階級が違うので、なかなかふたりが一緒に踊るのをロイヤルバレエで観る機会はありませんでした。

今回の「うたかたの恋」ではフェデリコ・ボネッリがルドルフを演じ、小林さんがラリッシュ婦人を演じました。最後の共演で、一緒に踊るシーンもありました。舞台上において夫婦であることは関係ないけど、二人の踊りは特別なパ・ド・ドゥだったんだろうな、と思います。

小林さんは間違いなくロイヤルを支えたダンサーです。数々の作品で主役を踊っていました。15年間、おつかれさまでした!(どの立場から、言ってんだ・・。という話ですね。)

続きは次回へ

スティーヴン・マックレーについて語りすぎてしまいました…。内容は次回に!

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