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ヤスミン・ナグディとマシュー・ボール「ロミオとジュリエット」のリハーサル

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ロイヤルバレエの「ロミオとジュリエット」を紹介した時に、リハーサル映像も紹介していたのですが、記事が長くなりすぎたので2分割しました。今回はリハーサル映像の紹介です。

公演の感想は、こちらからどうぞ!

 

 貴重なインタビュー映像とリハーサルの様子です。ロイヤルバレエ団はyoutubeの活用の仕方が本当に上手だと思います。ファンとしてリハーサルが観られるのは純粋にうれしいです!

 

レスリー・コリアによるリハーサル


ふたりのリハーサルの動画です。(意訳しています)


コーチ:レスリー・コリア(L)
インタビュアー:ダーシー・バッセル(D)
ジュリエット:ヤスミン・ナグディ(Y)
ロミオ:マシュー・ボール(M)


(D)「今からジュリエットのリハーサルが始まるけど、スタジオに入ってまず考えることは?」

(Y)「ジュリエットという役は、『白鳥の湖』や『眠れる森の美女』のように、バランスをキープし続けたり、32回転回ったりといったものすごい技術が必要とされるわけではありません。ジュリエットを演じるうえで重要なことは、物語を伝えることだと考えています。

(L)「では『バルコニーシーン』から始めましょう。マシューが駆け寄ってくるところからね。」

(D)「ヤスミンはレスリー・コリア(かつてロイヤルバレエ団のプリンシパルでジュリエットを当たり役にし、数多くのロミオと踊った)をコーチにしているけど、振付であるケネス・マクミランから何年も直接指導を受け、いろんなパートナーを相手に踊ったレスリーの経験はどう生かされていると思う?」

(Y)「レスリーの知識はとにかく深いです。なにより、振付のケネス・マクミランから直接指導を受けていたのは素晴らしいことです。

(L)「ここはただ倒れる振付ではなく、うっとりして身体から力が抜けてしまう感じで。倒れる前にロミオをしっかり見る。目が合うことにより、倒れ込んでしまうのよ。」

(Y)「私が子供のころレスリーがプリンシパルとして活躍し、擦り切れるほどビデオテープを観ていました。そんな憧れのレスリーから直接指導を受けられるなんて、とにかく感動的です。そしてレスリーのアドバイスは私の踊りに大きな影響を与えています。レスリーの指導は的確で、目線が違う、足の置く位置が違うというちょっとしたことも彼女にはすべてお見通しです。だからこそ、私は自信を持って踊れるようになっています。

(L)「腕を上にキープしたままで…。いいわ。とてもいい。これだけは忘れないで。やーたー、やーららーん」

(D)「レスリー。今、あなたのリハーサルを見させてもらいましたが、彼らがより自由に表現するために技術的成長するためにどのようにリハーサルを組み立てていますか?」

(L)「そうね…。実はテクニックに関してはそこまで指摘することはなくて…。というのも彼らはすでに素晴らしい技術があるから。踊ることで感じ…、物語を踊り…、物語を伝えるために踊る…。私は演じることが大好きなので、私自身が安定した指導をし、振付を理解する。これが彼らにとって役立つと考えているの。」

(L)「手を下ろした瞬間に、体中から湧き出てくる喜びが消えてしまってるわ。」

(D)「レスリー、あなたの演じた素晴らしいジュリエット…。」

(L)「(レスリー・コリアの『そんな、そんな』という表情)」

(D)「ヤスミンはあなたを彷彿とさせるジュリエットを技術的に美しく表現していると思います。でも大事なのはステップとステップのつながりが途切れないことだと思っています。

(L)「そう。その通り。ステップのつながりがすべてと言ってもいい。それくらいステップは自然じゃないといけない。この作品に関しては、観客は技を見たいわけではない。ただテクニックが完璧になると、自由に表現することができるようになるの。」

(L)「ステップがとても自然で、本当に素晴らしいわ! 今の時点でふたりがこの状態でいるのがとても嬉しい。このおかげで、ふたりの演技面に注意を向けることができるからよ。ただ1つだけ気になるはポーズをとってしまっているところね

(D)「マクミランはポーズをとるのを嫌っていたわね!! マクミランはきれいなポーズをとるくらいだったら、醜くても感情からわき出てくる動きの方が好きだった。」

【ここでさっき僕が好きだといったピルエットからロンデの振付が出てきます。すごくイイです。】

(D)「ヤスミンとマシューはとても若いカップル。彼らがロミオとジュリエットを演じるとき、どう自信をつけさせていますか。」

(L)「ダーシーの言う通り、彼らは若い。それは未熟ということだけど、同時に希望に満ち溢れているともいえる。ふたりはとても影響を受けやすい立場にいる。私は二人が大好きだし、ふたりは観客から愛される必要があって、励ましてもらう必要がある。そうすることで自由に表現することが許されるのよ。

最後のレスリーさんの翻訳はかなり難しかったです。ダンサーの成長を見守るという母性をすごく感じました。

レスリー・コリアさんがコーチを務めるリハーサル映像はたくさん出ています。僕は高田茜さんがケガをしたときに指導を受けていたことでレスリー・コリアを知ったのですが、すごく品があって指導もすごく素敵で、レスリーさんのファンです。

 

映画「センターステージ」


「ロミオとジュリエット」のバルコニーシーンを初めて見たのは映画「センターステージ」です。

センターステージはアメリカン・バレエ・シアターのダンサーとニューヨーク・シティ・バレエ団のダンサーが出演しています。

劇中にガラ公演が開かれる場面があり、そこでバレエ団のプリンシパルを演じていたジュリー・ケントとイーサン・スティーフェルが「ロミオとジュリエット」のバルコニーシーンを踊ります。

バレエが大好きになったのは完全に「センターステージ」の影響で、僕の世代のダンサーはたぶんみんな見ているんじゃないかという作品です。

 

僕は0:45の振付がとにかく大好きです。毎回ここに来るとウキウキがMAXになります笑

ガラ公演でよく踊られるこの「バルコニーシーン」。残念ながらセットが組まれることが少ないですが、映画ではセットが組まれ、特に背景画がすごく好みです。

センターステージに関してはいつか記事を書きたいと思います。ということで、前回に引き続きロミオとジュリエットに関してでした。

ロミオとジュリエットは本当に素敵な作品なので、ぜひ一度バレエを見てみてください!!

 

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どうもありがとうございました!!

たけだ